- 非常食の備蓄が続かない理由
- ローリングストックとは
- ふだん食べるものを少し多めに、古いものから使う
- 水や日用品も忘れずに備える
- 買い足しを忘れて棚が空っぽになった日
- 続けてみて感じた変化
- よくある質問
非常食の備蓄が続かない理由
私が備蓄を続けられなかったのは、「特別な非常食」を別に用意しようとしていたからでした。ふだん食べないものを買っても、使う機会がなく、気づけば期限切れ。せっかく備えても、無駄になってしまうのです。さらに、いざ食べようとしても、食べ慣れないものは口に合わないこともあります。つまり、続く備蓄にするには、ふだんの生活に組み込むことが大切だと気づきました。特別なものを別に持つのではなく、日常の延長で備える発想が必要でした。
ローリングストックとは
そこで知ったのが「ローリングストック」という方法です。これは、ふだん食べる食品を少し多めに買っておき、古いものから使って、使った分を買い足していく備え方です。常に一定量の備蓄を保ちながら、中身は新しく入れ替わっていきます。私はこの方法を知って、「これなら続けられる」と思いました。特別な非常食を別に管理する必要がなく、日常の買い物の延長で備えられるのが大きな魅力です。無理なく続く備蓄の形だと感じています。
ふだん食べるものを少し多めに、古いものから使う
ローリングストックの基本は、ふだん食べているものを、少し多めに買っておくことです。レトルト食品、缶詰、レトルトごはん、乾麺、お菓子など、日持ちして、ふだんも食べるものが向いています。そして大切なのが、古いものから使って、使った分を買い足すことです。私は、ストックの手前から使い、買ったものは奥に入れるようにしています。こうすると、自然と古いものから消費され、期限切れを防げます。「備えて、食べて、買い足す」のサイクルを回すだけで、無理なく備蓄が続きます。ためこんで放置するのではなく、回していく。これがポイントです。
水や日用品も忘れずに備える
食料と並んで大切なのが、水です。災害時は水道が止まることも考えられるので、飲み水の備えは欠かせません。私は、ペットボトルの水を、ふだんから少し多めに買っておくようにしています。一般的に、一人一日3リットルを目安に、数日分あると安心だと言われます。また、この方法は食料だけでなく、トイレットペーパーや洗剤などの日用品にも応用できます。毎日使うものを少し多めに買い、使った分を補充していけば、切らす心配がありません。備蓄の定位置を決めて一括管理すると、在庫が一目で分かり、買い足すタイミングも判断しやすくなります。
買い足しを忘れて棚が空っぽになった日
ローリングストックを始めて少し慣れたころ、私は一度大きな失敗をしました。「古いものから食べる」までは守れていたのに、買い足しのほうをすっかり忘れていたのです。気づいたのは、なんでもない平日の夜でした。疲れて帰ってきて、いつものレトルトでいいやと棚を開けたら、奥にあるはずの新しい分が一つも残っていませんでした。食べてばかりで補充していなかったのです。これでは普段の食事に困るだけでなく、いざというときの備えにもなりません。そこで私は、減ったその場でメモアプリに品名を打ち込むようにしました。買い物のときにそれを開くだけで、もう棚を空にすることはなくなりました。食べたら書く、ただそれだけの小さな習慣が、私には一番効きました。備える工夫よりも、補充を忘れない工夫のほうが、続けるうえでは大事だったのだと感じています。
続けてみて感じた変化
ローリングストックを始めてから、防災の食料備蓄が無理なく続くようになりました。期限切れで無駄にすることがなくなり、常に一定の備えがある安心感も生まれました。特別な非常食を管理する手間もありません。特別なことはしていません。ふだん食べるものを少し多めに、古いものから使って、買い足す——この積み重ねだけです。無理なく続く備えは、いざというときの心強い支えになります。備蓄が続かない方は、まず「ふだん食べるものを少し多めに」から始めてみてください。


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