レオパやニシアフのエサに、デュビアローチを自家繁殖させて使っています。
活餌の管理は面倒でしたが、増え始めるとエサ代がぐっと抑えられました。いまはDIYで作った専用ケースで増やしています。
この記事は、二重構造のケースの作り方を中心に、繁殖の条件と失敗まで書きます。
コオロギからデュビアに替えた理由

もともとコオロギを使っていた時期がありますが、独特のにおいと飼育容器の湿気が気になっていました。
デュビアに切り替えてから、その悩みが減りました。糞やエサの残りを定期的に掃除していれば、うちでは臭いはほとんど気になりません。
- コオロギに比べて、与えた後の排泄が安定している印象があります
- ガラスやプラスチックの滑らかな面を登れません
- 動きがゆっくりなので、もし逃げ出してもすぐ見つけられます
最初に手に入れたのはヤフオクでした。爬虫類ショップでは見つからず、ネットで調べて購入し、そこから繁殖に挑戦しました。
★ 二重ケースの作り方





底に穴を開けて2段に重ね、糞が下のケースに落ちていく仕組みです。
糞が貯まったら上のケースを外して捨てるだけ。この方式にしてから、掃除がかなり楽になりました。
材料と工具
| 蓋付きの大型ケース(衣装ケースなど) | 2個 |
| 鉢底ネット | 100円ショップで十分 |
| 接着剤/カッターナイフ/結束バンド | |
| 電動ドライバー | ホームセンターで約1,500円 |
| 隠れ家 | 卵パック、トイレットペーパーの芯、鉢底ネット |
手順
- 蓋にカッターで大きな穴を開け、鉢底ネットを接着剤で止めて通気口にする
- 底に電動ドライバーでたくさん穴を開ける
- 底に鉢底ネットを敷く(穴から赤ちゃんが落ちるため)
- 穴を開けたケースを上、糞を受けるケースを下にして重ねる
- 隠れ家は、丸めた鉢底ネットを結束バンドで固定して作る
2が一番体力を使います。慣れていなかったこともあって、ここでかなり疲れました。穴が近くてつながってしまっても、気にせず進めて大丈夫です。
電動ドライバーはこのために買いましたが、その後家具の組み立てや車庫の修理でも使えていて、買ってよかったと思っています。
⚠ 脱走を防ぐためにやっていること
- フタと本体の隙間に隙間テープを貼る
- 通気口のメッシュは1mm以下の目の細かいもの
- ケース上部の内側にワセリンかベビーパウダーを塗る
- ケースを置く台の周囲に粘着シート
デュビアは滑らかな面を登れませんが、赤ちゃんは隙間から出ます。家族がいる家で続けるなら、ここは省略しないほうがいいです。
繁殖の条件

| 温度 | 28〜32℃(低温でも生きるが、繁殖スピードが落ちる印象) |
| 湿度 | 50〜60% |
| オスメス比 | オス1匹に対してメス3〜5匹 |
| 産む数 | 一度に数十匹の幼虫 |
| 成長 | うちでは1〜2か月ほどで成虫に近いサイズ |
うちはパネルヒーターを使わず、室温をエアコンで管理しています。それで冬も繁殖できています。
湿度は低すぎると脱皮不全、高すぎるとカビやダニが出やすいと感じます。湿度計で確認して、乾燥が進めば霧吹きで調整します。
オスが多すぎるとオス同士の争いが起きやすい印象があります。
急な温度変化を避けるため、発泡スチロールの容器に飼育ケースを入れる工夫もしています。
⚠ 夏場の置き場所で失敗しました
一度、夏場にエアコンのついていない部屋に飼育ケースを置いていたら、湿気と高温で環境が悪化しました。
臭いもひどく、虫も湧いて大変でした。それ以来、夏場の置き場所には気をつけています。
「臭わない」のはデュビアの性質ではなく、環境が保たれている間だけだと分かりました。
エサは残り野菜とラビットフード


雑食性なので、ニンジン・キャベツ・リンゴ・サツマイモなど、料理の残り野菜で十分です。それに加えてラビットフードを週1回与えています。
保管は、蓋付きのプラスチック容器や衣装ケースに通気口を設け、金網やメッシュを取り付けて異物の侵入を防いでいます。
与える24〜48時間前に栄養を足す(ガットローディング)
ガットローディングは、エサとなる昆虫に栄養のあるものを食べさせてから生体に与える方法です。
うちは、ニシアフやレオパに与える24〜48時間前に、
- カルシウムパウダーを野菜に振りかける
- ケールやニンジンなどの緑黄色野菜を多めにする
という形で栄養を強化しています。
避けているものが2つあります。ほうれん草(シュウ酸が多いとされるため)と、柑橘類(酸が強いため)です。シュウ酸はカルシウムと結びついて吸収を妨げるとされているので、せっかくのカルシウムが無駄になります。
栄養価の高いエサをデュビアに与えると、デュビア自体の栄養価が上がり、それを食べるレオパやニシアフの栄養につながります。デュビアは容器ではなく、栄養の運び手です。
この記事の根拠
- うちの繁殖記録(温度・湿度・オスメス比と増え方)
- 自作ケースの製作記録と材料費
- 環境省:家庭動物等の飼養及び保管に関する基準(平成14年環境省告示第37号/最終改正 令和4年告示第54号) 第3 7 逸走防止等(施設は逸走の防止に配慮した構造とする)


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