梅雨前に見直す湿度設定|冬のままにしてカビを生やしたので、5月にやることを決めました

梅雨前の湿度設定(カビを生やしてから) 飼育の基本

5月に、ニシアフのケージを開けたら床材に白いカビが広がっていました。

最初は「汚れ?」と思って近づいたら、うっすら黴臭い。床材の表面だけでなく、シェルターの底にまで白いものが広がっていました。

慌てて全部取り出して確認したら、下のほうの床材はじっとり湿ったままで、触るとぐにゃっとした感触でした。スイッチボットで確認したら湿度78%。

原因は、冬の霧吹き設定のままにしていたことでした。この失敗の、何をどう間違えたかはニシアフの飼育環境の記事に書いています。この記事は、そのあとに決めた「毎年5月にやること」のほうです。

一番こたえたのは、予兆に気づいていたこと

思い返すと、数日前から「なんとなくケージが蒸している気がする」と感じていました。感じていたのに、見て見ぬふりをしていました。

床材を全交換してケージを乾燥させるのに半日かかりました。そのあいだニシアフは別のプラケースに移しました。本人はけろっとしていましたが、あの白いカビを見た瞬間の罪悪感は忘れられません。

「蒸している気がする」を数値で確かめていれば、半日はかかりませんでした。それ以来、気のせいかどうかを確かめるのではなく、カレンダーで見直すことにしています。

⚠ 室内の湿度と、ケージ内の湿度は別物です

手にのせたニシアフリカトカゲモドキ

先にこれを書きます。うちでは、室内が60%でもケージ内が75%になっていたことがありました。

部屋の湿度計だけを見ていると、この差に気づけません。必ずケージの中で測ってください。

うちはスイッチボットのスマート温湿度計をケージごとに1台置いて、湿度が設定値を超えると通知が届くようにしています。ケージが複数あるなら、1台ずつ要ります。

なぜ梅雨に崩れるのか

手にのせたレオパードゲッコー

梅雨は外気の湿度が高くなるので、ケージ内の空気がこもりやすくなります。通気が弱い環境では湿気が抜けません。

湿気が多いと床材や排泄物の分解が進んで、カビや臭いの原因になります。

やっかいなのは床材です。木材系の床材は特に湿気を吸いやすく、見た目は乾いていても内部が湿っていることがあります。うちのカビも、表面ではなく下のほうが湿っていました。

手で触って確認するのが一番確実です。見ただけでは分かりません。

もうひとつ、同じ部屋で複数種を飼っていると難しくなります。うちはレオパ・ニシアフ・フトアゴ・ミリーを同じ部屋で管理していて、それぞれ好む湿度が違います。部屋全体をどれかに合わせると、別の子に合わなくなります。

毎年5月に見直している4つ

やること
1. 通気断熱シートやケージカバーが通気口をふさいでいないか確認。カバーを外すか、通気口まわりだけ開ける
2. 床材全ケージで一度新しくする。梅雨のあいだはキッチンペーパーやペットシーツに切り替える
3. 水入れヒーターやライトの真下から離す。冬より大きめを使っているなら小さめに替える
4. 霧吹き5月中旬を目安に、頻度を冬の半分に減らす

通気:ケージの置き方で変わりました

冬に貼った断熱シートやカバーが、そのまま通気口をふさいでいることがあります。冬のためにやったことが、梅雨には逆に働きます。

置き方も効きました。最初は壁にぴったり付けていたのですが、少し離しただけで空気がこもる感じが減りました。

ケージ同士の間隔も、梅雨のあいだだけ少し広げています。湿度が安定するまでの時間が、明らかに短くなりました。何かを買い足したわけではなく、動かしただけです。

床材:梅雨のあいだはペットシーツにする

梅雨前に一度、すべてのケージで床材を新しくするのを習慣にしています。

そのうえで、うちではレオパとミリーのケージを、梅雨のあいだペットシーツに変えています。

理由は2つです。

  • 交換が簡単──気になったらすぐ替えられます
  • 湿りが見てすぐ分かる──ソイルや木材系と違って、内部に溜め込みません

見た目は良くありません。それでも梅雨の2か月だけは、見た目より分かりやすさを優先しています。

水入れ:置き場所だけで蒸発量が変わる

ヒーターやライトの真下に水入れがあると、蒸発で湿度が上がります。梅雨はヒーターから離します。

冬場より大きめの水入れを使っているなら、梅雨は小さめに変えるだけで蒸発量が減ります。水を減らすのではなく、水面の広さを減らすということです。

霧吹き:5月中旬に半分へ

私がカビを生やしたのは、ここを放置したからです。

冬は乾燥するので霧吹きを増やします。その設定のまま5月に入ると、外の湿度が上がった分がまるごと乗ります。

5月中旬を目安に、頻度を冬の半分にします。湿度を見てから減らすのではなく、先に減らしてから数値を見る。順番を逆にしました。

梅雨明けに戻すのも忘れないこと

減らしたままにすると、今度は乾燥させすぎます。

うちが失敗したのは「冬の設定のまま梅雨に入った」ことですが、同じ理屈で「梅雨の設定のまま夏に入る」もあり得ます。脱皮の仕上がりを見ながら戻しています。

結局のところ、季節ごとの設定変更を、気づいたときにやるのをやめたというだけの話です。気づいたときにやろうとすると、気づかなかった年にカビが出ます。

特別な設備は要りませんでした。通気・床材・配置・霧吹きの頻度。この4つを5月中旬に見直すだけです。

この記事の根拠

  • カビを生やした年の湿度の記録(室内60%でケージ内75%)
  • 毎年5月にやっている4つのことと、その前後の数値
  • 使っているスイッチボットの温湿度計の記録

5月中旬という時期も、霧吹きを半分にするという幅も、うちの環境で決めたものです。地域と部屋の作りで変わります。