爬虫類のカルシウムパウダーは種類が多くて、最初は私も迷いました。

複数の爬虫類を飼ってきた中で実際に使ってきた5製品と、選ぶときに見ているポイントを書きます。
選ぶときに見ているのは「リン無添加」
カルシウムとリンはどちらも骨を作るのに必要ですが、バランスが重要です。
問題は、昆虫や人工フードにはリンが多く含まれていることです。知らないうちにリン過多になりがちなので、カルシウムパウダーはリン無添加(リンフリー)のものを選ぶようにしています。
パッケージに「Phosphorus-free(無リン)」と書かれているものが目安です。
もうひとつ見ているのが粒子の細かさです。細かいと昆虫や野菜にまんべんなくまぶせて、食べムラが減ります。
D3入りをどう使い分けるか
| うちの扱い | |
|---|---|
| 昼行性(ライトが少なめのとき) | D3入りを週1回程度 |
| 夜行性 | 紫外線をあまり浴びないのでD3なしが基本 |
D3は体に蓄積されやすいので、入れすぎに気をつけています。足りないほうばかり気にしがちですが、過剰のほうが問題になることがあります。
使った5製品





| 製品 | D3 | うちでの評価 |
|---|---|---|
| VMCメインサラダ(レオレオカメレオンファーム) | — | 長年使っている定番。原材料に乳酸カルシウム |
| レプティカルシウム(Zoo Med) | 入り | 細かいパウダー状でダスティングしやすい。リンは含まず |
| エキゾテラ カルシウムパウダー(GEX) | 入り | 初めて買ったもの。炭酸カルシウムの微粒子。嫌がらず食べた |
| レップカル カルシウム(ビバリア) | なし | 微粒で昆虫に付着しやすい |
| マルベリーカルシウム(月夜野ファーム) | — | 桑の葉の天然素材。私には匂いが苦手でした |
VMCメインサラダ:ボトルから直接振ると一気に出る
長年使っているのがこれです。使いやすいので継続しています。
ひとつだけ難点があって、ボトルから直接振りかけようとすると一気に出てしまいます。小さなスプーンで取り出すか、別の容器に入れ替えて使っています。
マルベリーカルシウム:匂いで断念しました
桑の葉を使った天然素材で作られていて、人気のある製品です。
青っぽい香りでカルシウム独特の鉱物臭を消しているように感じますが、私には湿った芝生のような匂いで、かなり苦手でした。(私が食べるわけではないのですが……)
うちの爬虫類は嫌がらずに食べていました。合わなかったのは私のほうです。毎日使うものなので、飼い主が開けるのが嫌になると続きません。
イベントで買うと、使い方を聞ける
爬虫類をお迎えするイベントに、ジェックスさんが来ていることが多いです。使い方を教えてくれるので、初めてで不安なときに頻度や量を聞いてから使えるのは安心でした。
月夜野ファームさんもイベントによく出店されています。説明を聞きながら買えるのは、ネットにはない利点です。
与え方:ダスティング

エサ(昆虫・野菜・ペレットなど)に軽くまぶすのが基本です。
昆虫の場合は「ダスティング」といって、透明な容器に昆虫とパウダーを入れて軽く振ると、均等にコーティングできます。
コツがひとつ。水分がついた昆虫は粉が付きすぎます。解凍コオロギなどは、キッチンペーパーで水気をとってからのほうがうまくいきます。
保管は100円ショップのケースを使っています。
⚠ ここだけは手を抜かない理由
カルシウムやビタミンD3が不足すると、代謝性骨疾患(MBD)という状態になることが知られています。骨がもろくなり、手足が変形したり、骨折しやすくなったりします。一度進むと戻りにくいとされています。
そして見落としやすいのが、UVBライトが切れていると、カルシウムを足していても吸収できないことです。ライトは光っていても紫外線が出なくなります。
次のような様子があるときは、自己判断せず、爬虫類を診られる動物病院を受診してください。
- 手足の動きがおかしい、震えている
- あごや脚が腫れている、左右の形が違う
- 骨折しやすい
- 食欲不振と活動量の低下が続く
どのカルシウムパウダーも万能ではありません。飼育環境やその子の好みで合う合わないがあります。最初は小分けで試したり、D3入りとなしを使い分けたりしながら、無理なく続けられる形を見つけてください。
出典・確認した資料
- 使用している5製品のパッケージ表示(成分・給与量の目安)
- うちの複数個体での使用記録
- 環境省:ペットフード安全法Q&A(対象は犬・猫。爬虫類用フードは対象外)


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