ニシアフリカトカゲモドキを4年飼っています。

飼い始めて2年目の秋、約10日間ほとんど餌を食べない時期がありました。体重も数グラム減っていました。原因がはっきり分からないまま、順番に対処を試していきました。
この記事は、そのときの記録です。5つ試して、約2週間後に通常のペースに戻りました。どれが決め手だったのかは、いまも分かりません。分からないまま書きます。
① 温度を測り直す
最初に確認したのは温度です。温度計の数値は問題なく見えていました。
でもヒートパネルの上に直接手を当ててみると、思ったより温まりが弱いと感じました。そこで実測し直しました。
| 当時 | 変更後 | |
|---|---|---|
| 室温 | 23〜24℃(夜間は25℃を下回る日も) | 夜間も22℃以下にしない |
| ケージ内の表示 | 27℃前後 | — |
| ホットスポット実測 | 30℃ほど | 32〜33℃ |
| パネルの範囲 | — | ケージの3分の1程度に移動 |
| 温湿度計 | 1個 | 床面近くにも追加 |
暖突は使わず、パネルヒーターとエアコンの組み合わせで管理しています。
温度調整から3日後、寝床から出てくる時間が少し早くなりました。
ここで学んだのは、「温度計の数値」と「実際にそこが何度か」は別だということです。表示だけ見て安心していました。
② シェルターを変える

シェルターの奥でずっとじっとしていたので、隠れ場所が合っていないのかもしれないと考えました。
- 開口部が広めのセラミック製(スドー・Mサイズ)→ 入り口が小さめのウェットシェルター(スドー・Mサイズ)に変更
- 別の隅にコルクチューブを追加
変えてから、シェルター内で落ち着いて過ごす時間が明らかに増えました。
あわせて床材もペーパータオルから部分的にヤシガラに変えてみましたが、こちらは特に変化はありませんでした。
③ 餌と、与え方を変える
10日ほど食べなかったあと、餌そのものを変えました。コオロギへの反応が鈍くなっていたためです。
- 冷凍コオロギ(Mサイズ)→ 活デュビア(小)
- ピンセットを金属製 → 竹製に変更
- 与える時間を消灯後30分に統一
経過はこうでした。
| 初日 | 反応なし |
| 3日目 | じっと見つめる |
| 5日目 | 1匹食べた |
その後はコオロギでも反応するようになったので、いまはコオロギをメインに戻しています。
金属トングを嫌がっていたのかもしれません。竹製に変えてからのほうが反応が良かったです。ここは断定できませんが、道具を変えるのは安いので、試す価値はあると思います。
④ 夜間の置き餌にして、気配を消す

直接給餌で反応しない日が続いたので、置き餌に切り替えました。
- 消灯後に餌皿へデュビアを2匹置く
- すぐ離れる
- 部屋の明かりも完全に消す
- 翌朝に確認する
3日目の朝、餌皿が空になっていました。
その後は置き餌と直接給餌を交互に試しながら、直接給餌にも徐々に反応するようになりました。
⑤ 3日間、近づかない
毎日ケージを覗いて温度を確認していたので、人の気配のほうがストレスになっている可能性を考えました。
3日間だけ、必要なメンテナンス以外は近づかないことにしました。
- 水の交換は1日1回、素早く
- 排泄物の除去は、見つけたときだけ
- 温度はスマート温湿度計でスマホから確認(ケージに近づかない)
大きな変化はありませんでした。ただ4日目に置き餌を試したところ、食べていました。
人の気配が影響していたかは断言できません。ただ、焦って毎日あれこれ変えるより、一定の環境を維持して待つほうが、結果としては良かったと思っています。
結果
10日ほど食べなかった時期でしたが、上の5つを組み合わせて、約2週間後には通常の給餌ペースに戻りました。
どれが決め手だったかは分かりません。同時に複数変えているので、特定できません。振り返って効果を感じやすかったのは、①温度の測り直しと、④置き餌でした。
やらないほうがよかったこと
焦るほど、関わりたくなります。でも次の4つは、かえって警戒を強めると感じました。
- 餌を無理に口元へ持っていく
- 毎日、餌の種類を変える
- 急に温度や湿度を変える
- 必要以上に触る
環境を一定に保って「見守る」ことが、最大のサポートになる場合があります。
⚠ 様子を見ていい場合と、受診する場合
うちは10日間、様子を見ました。体重が数グラム減った程度で、それ以外の異常がなかったからです。
次のときは、様子を見ずに爬虫類を診られる動物病院を受診してください。
- 体重が目に見えて落ちている(尾が細くなる)
- 便が出ていない日が続く
- 吐き戻しがある
- 口の中が腫れている、よだれが出ている
- 目が開かない、脱皮の皮が目にかぶっている
- ぐったりして反応が鈍い
ニシアフは尾に栄養を貯めるので、尾の太さが分かりやすい目安になります。毎回同じ角度で写真を撮っておくと、変化に気づきやすいです。
記録について
- うちの1個体・飼育2年目の記録(給餌記録と体重)
- 環境省:家庭動物等の飼養及び保管に関する基準(平成14年環境省告示第37号/最終改正 令和4年告示第54号) 第3 1(3)「施設内における適切な温度や湿度の維持」


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