フクロモモンガを2匹飼っています。女の子2匹で、合わせて80,000円でした。
表示価格は1匹49,000円です。2匹で98,000円のはずでした。
相場の記事はたくさんありますが、実際にいくら払ったかが書いてあるものは少ないと思います。うちの金額と、イベントで撮った値札の写真を載せます。
⚠ 先に:1匹分の予算だと足りないかもしれません
値段を調べる前に、これを知っておいたほうがいいと思います。
フクロモモンガは、多頭飼育が勧められる動物です。
川崎市の池田動物病院の獣医師監修の解説には、こう書かれています。
基本的には多頭飼育が推奨されます。
フクロモモンガはとても寂しがり屋で、単独飼育によってストレスが溜まり、自咬症(自分をかんでしまう症状)などを引き起こすことも。
1匹で飼う場合は「毎日時間をかけてふれあうことが必須」とされています。
つまり生体の予算は、2匹分で考えておいたほうが現実的です。1匹4万円の記事を読んで4万円用意すると、足りない可能性があります。うちが2匹なのもこの理由です。
同じ解説では、寿命は平均7〜9年(環境によっては10年以上)とされています。安い高いの差より、この年数のほうが効いてきます。
実際のブースの値札

イベント会場で撮った、ブリーダーさんのブースです。プラケースごとに値札が立っています。
写っている範囲で読めるのは、15,800円・29,800円・39,800円・49,800円・59,800円・79,800円・109,800円でした。同じブースの中でこれだけ開きます。
ブースの表示には平均寿命 約10年、標準体重90〜150g、体長130〜210mm、尻尾160〜300mmと書かれていました。寿命は獣医師監修の解説とだいたい合っています。
写真を載せているのは、相場表より実物の値札のほうが信用できると思うからです。以下の相場はよく言われている幅で、うちが確かめたものではありません。
モルフ別の相場
| モルフ | 見た目 | 相場 |
|---|---|---|
| ノーマルグレー | 野生種と同じ。背中がグレー、腹が白っぽい。目は黒 | 約20,000〜40,000円 |
| ホワイトフェイス | 顔の毛が白く、体はグレー。目は黒 | 約30,000〜60,000円 |
| リューシスティック | 全身が真っ白。目は黒(アルビノとは別で、赤い目ではありません) | 約40,000〜100,000円以上 |
| プラチナ | 白に近い、非常に淡いグレー | 約70,000〜130,000円 |
| モザイク | 部分的に違う色の模様が入る。左右非対称のことも多い | 約40,000〜120,000円以上 |
なお、うちが実際に見た表示価格(1匹49,000円)は、この相場表の幅より下でした。相場は目安で、ブリーダーや時期によって動きます。
珍しいカラーほど高くなります。モザイクは模様の入り方で同じモルフでも大きく動きます。1匹ごとに柄が違うので、値段も1匹ごとです。
ここで言っておきたいのは、モルフで変わるのは見た目だけだということです。高いモルフが丈夫なわけでも、ノーマルグレーが育てにくいわけでもありません。ケージも、ごはんも、毎月かかるお金も同じです。
モルフ以外で値段が動く3つ
性別:女の子のほうが3,000〜5,000円高い
理由としてよく挙げられるのはこの3つです。
- 匂いが少ない
- 禿げない
- 多頭飼いがしやすい
うちは女の子2匹です。多頭飼育が前提になる動物なので、3つ目は値段差以上に効いてくる部分だと思います。
実際に匂いがどう変わったかは、臭いの記事に書いています。
年齢:若いほど高い
特に離乳前後の個体が高値で取引されます。成長すると価格は下がります。
若いうちから飼うと新しい環境に慣れやすい、という面はあります。ただ安くなっている成体が劣っているわけではありません。価格が下がるのは需要の話です。
人馴れ:懐いている子のほうが高い
懐いていない個体は飼育難易度が高く買い手がつきにくいので、価格が下がりやすいです。
ここは、値段が安いほうに理由がある数少ない項目です。見た目の希少性ではなく、飼いやすさがそのまま値段になっています。
⚠ うちの場合:98,000円が80,000円になった

| 迎えた子 | 女の子2匹(モザイクリューシとプラチナ) |
| 表示価格 | 1匹 49,000円 |
| 2匹分の表示合計 | 98,000円 |
| 実際に払った額 | 80,000円(イベントのセット価格) |
| 差額 | 18,000円 |
イベント特有のセット価格でした。2匹まとめてだったから下がったということです。多頭飼育が前提の動物なので、まとめて迎える人が多いのだと思います。
その日に何をそろえて、どう同居させたかは、お迎え当日の記事に書いています。
モザイクリューシのほうは全身が純白で、耳の部分に少しだけモザイクが入っています。繁殖は考えていないので、遺伝子ではなく見た目で決めました。
イベントで迎えるということ

安く迎えたい場合、イベントは選択肢になります。ただ安いだけではありません。
| よかったこと | かかること・注意 |
|---|---|
| 一度に多くのブリーダーさんと話せる | 入場料がかかる |
| 実際に個体の様子を見て選べる | その場の雰囲気で決めてしまいやすい |
| イベント価格になっていることがある | — |
| 飼育用品も安く、その場で最低限そろう | — |
一番大きかったのは一度に多くのブリーダーさんと話せることでした。ショップを何軒も回るより早く、同じ日に比べられます。
用品も助かりました。うちはお迎えしたブースの隣の店で、ケージと給水ボトルをそろえました。同じ日に生体と用品が揃うので、帰ってすぐ始められます。
注意点としては、その場で決めやすい空気があることです。入場料を払って入っているので、何も買わずに帰りにくい気持ちになります。先に予算と、迎えるかどうかを決めてから行ったほうがいいと思います。
値段で選ばなかったこと
最後に、うちが実際に見たところを書きます。
2匹とも、購入したときから人慣れしていました。初日から威嚇するような鳴き声は一切ありませんでした。
これは値段表には出てきません。ただ、迎えたあとに一番効いた部分でした。フクロモモンガは寂しがりで、ふれあいが要る動物です。最初から人を怖がらない子だったことで、その後がずっと楽になりました。
モルフの希少性は、迎えたあとの7年から10年のあいだ、ほとんど関係ありません。関係あるのは、健康状態と、人に慣れているかどうかです。
生体のあとに要るお金
生体で予算を使い切らないでください。迎えた日から要るものがあります。
うちのケージはイージーホーム37ハイで8,000円前後でした。これに給水ボトル、ポーチ、冬の保温器具が加わります。アクリルやガラスのケージを選ぶと、ここが倍以上になります。
ケージを金網にした理由と、冬の保温・防音の対策は、住まいの記事に書いています。
まとめると、予算はこう考えておくと足りなくなりません。
- 生体は2匹分で見る(多頭飼育が勧められる動物なので)
- ケージと用品を別に確保する(生体の値段に含めない)
- 7〜10年続く前提で考える(買う日の金額は、かかるお金のごく一部です)

