アンダーウッディサウルスミリーは、小柄で大きな瞳が魅力のヤモリです。初心者でも飼いやすく、私も一目惚れして迎えた一匹です。
この記事を読むと、アンダーウッディサウルス・ミリーを迎えてから1週間以内にやることがすべてわかります。3年間の飼育経験をもとに、必要なアイテムから日々のお世話まで実体験をもとにまとめました。
この記事でわかること
- 飼育に必要なアイテムとその理由
- 餌の種類と給餌頻度の目安
- 脱皮・温度管理など健康維持のポイント
アンダーウッディサウルスミリー(ナキツギオヤモリ)とは?
アンダーウッディサウルスミリー――通称「ナキツギオヤモリ」は、オーストラリアの乾いた大地にひっそりと暮らす小型のヤモリです。体長は10〜15cmほどで、まるでビー玉のように澄んだ大きな瞳と、ずんぐりとした尾が印象的。名前の「ナキツギ」という響きも、どこか詩的で魅力を感じます。
夜行性で、昼間は物陰にひそみ、夜になると静かに活動を始めます。その慎重で控えめな性格が、どこか奥ゆかしくて、見ていると穏やかな気持ちになります。
私が初めてこのヤモリに出会ったとき、その佇まいに「この子なら、初心者の私にも寄り添ってくれるかも」と直感したのを覚えています。実際に飼育を始めてみると、環境への順応力が高く、とても丈夫で飼いやすいと感じました。乾燥地帯の出身らしく、過度な湿度管理に神経質になる必要がなかったのも助かりました。

飼育に必要なアイテムと選び方
✅ お迎え前の準備チェックリスト
- □ ケージ(30cm×30cm以上)を用意した
- □ ウェットシェルターを用意した
- □ パネルヒーターを設置した
- □ 温湿度計を設置した
- □ 床材を敷いた
- □ エサ(コオロギなど)の入手先を決めた
- □ カルシウム・ビタミンD3サプリを用意した
小さな体に大きな魅力が詰まったアンダーウッディサウルスミリー。その飼育には、環境づくりがとても大切です。私の経験をもとに、実際に使って良かったものを紹介します。
ケージ:最低30cm×30cmが必要な理由
基本的な住まいとして、30×30cm程度のスペースが必要です。1匹であれば十分ですが、ペアや複数飼育する場合は45×60cm以上を確保しましょう。
私は「レプテリア クリアネオ400 slim」を使っています。見た目もすっきりしていて、通気性やメンテナンスのしやすさが気に入っています。チャームさんで購入して、価格は8,000円ほどでした。
・単独飼育:30×30cm以上
・ペア以上:45×60cm以上
・開閉がしやすく、お掃除が簡単な構造が理想
ケージレイアウトの詳しい解説についてはこちらの記事で紹介しています。
ミリーは立体的な動きを好むため、高さのあるケージが安心できる環境づくりの基本になります。
ウェットシェルター:隠れ家と水分補給を兼ねる

夜行性の彼らにとって、日中に安心して身を隠せるスペースはとても重要です。私はスドーのウェットシェルターSサイズを使っています。ミリーは小柄なのでSサイズでちょうど良く、500円前後で手に入るのもありがたいポイント。
高湿度は必須ではありませんが、水分補給ができる構造になっているため、水入れを別に設置しなくても良いのが便利です。
・素焼きタイプで自然な見た目
・中に水を入れておけば、水入れ兼ねる構造が◎
・価格も手頃(Amazonで500円ほど)
脱皮不全の多くは湿度不足が原因です。シェルター内を湿らせることで脱皮成功率が大幅に上がります。
パネルヒーター:温度勾配を作るために必要
温度管理にはパネルヒーターが欠かせません。私はジェックスのレプタイルヒートSを使っていて、コンセントに差すだけでケージの床面をじんわり暖めてくれます。
ケージの半分だけに敷いて、温かい場所(ホットスポット)と涼しい場所(クールスポット)を自然に作るようにしています。
・部分加温で体温調整できる環境を
・ジェックス製は安全性も高く安心
・価格は約3,000円(Amazon調べ)
変温動物のため底面からの保温が消化にも直結します。サーモスタット併用で温度の上がりすぎを防ぎましょう。
温湿度計:毎日の環境チェックに欠かせない
飼育で一番大事なのは「気づくこと」。温度と湿度の変化に敏感な生き物だからこそ、数値の確認は欠かせません。
私はREPTIZOOの温湿度計を使っています。吸盤タイプでどこにでも貼れるので見た目もすっきり。毎朝のチェックが習慣になっています。

・適正温度は26〜30℃
・吸盤式でケージの好きな位置に固定できる
・価格は1,000円ほど
目視では温度管理の精度に限界があります。デジタル式を2か所設置することで温度勾配を正確に把握できます。
床材:見た目と管理のしやすさで選ぶ
ウォールナッツサンドは胡桃の殻を粉砕して作られます。見た目や風合いが自然に近く魅力的ですが、粒子が細かいタイプは誤飲のリスクがあります。使用する場合は粒が大きめのものを選ぶようにしましょう。
・自然素材で安心なもの
・吸水性&通気性があり快適
・5kgで約2,000円程度
水入れはウエットシェルターがあれば大丈夫
新鮮な水を常に入れておくための水入れが必要です。水は毎日交換し、清潔を保ちます。ウエットシェルターを置く場合はシェルターの上に水を入れておけばいいです。
初期費用の目安
| アイテム | 費用の目安 |
| ケージ | 8,000円前後 |
| ウェットシェルター | 500円前後 |
| パネルヒーター | 3,000円前後 |
| 温湿度計 | 1,000円前後 |
| 床材 | 2,000円前後 |
※価格は購入場所や時期によって異なります。
アンダーウッディサウルスミリーの飼育環境をもっと整えたい方は、以下の記事もぜひ参考にしてみてください。アンダーウッディサウルスミリーのケージレイアウト実例とコツ
餌とサプリメントの基本
アンダーウッディサウルスミリーを健康に育てるためには、彼らの食性を理解し、自然に近い食事環境を整えてあげることが重要です。
メインはコオロギとミルワーム
ミリーの主食は、動くことで本能を刺激する生き餌です。とくにコオロギやミルワームは嗜好性が高く、よく食べてくれます。
人工フードに慣れてくれる個体もいるかもしれませんが、うちのミリーは断然「活き餌派」。動かないものにはほとんど反応しませんでした。

サプリメントは健康の土台
餌にはカルシウムとビタミンD3のサプリメントをまぶして与えます。これにより骨格や代謝がしっかり支えられます。特に成長期のベビーには欠かせない栄養補助になります。
詳しいエサの種類やサプリの使い方は、以下の記事で解説しています。
→ アンダーウッディサウルスミリーのエサと給餌のコツ
給餌のコツ|性格を見ながら工夫を
初めて人工フードを試したとき、完全にスルーされました。それどころか「なんでこれなの?」と言いたげな顔…。ですがコオロギを見せた瞬間、目をキラキラさせて追いかけ回す姿は今でも忘れられません。
与えるときはピンセットで軽く動かすと、狩りのスイッチが入るようです。ただ、動かし方にコツがあって、向きや角度が少しでも食べにくいと、すぐ諦めてしまうこともあります。
一度機嫌を損ねるとその日はもう食べない、という繊細な一面も。焦らず、ゆっくりと関わるのがポイントです。
給餌の頻度|年齢に合わせて調整
| ベビー | 毎日 |
| 成体 | 2~3日に一度 |
あげすぎは肥満につながるため、欲しがるからといって与えすぎないのが鉄則です。ミリーの体型や活動量を見ながら調整していきましょう。
水分補給|シンプルで十分
水入れは必須ですが、ウェットシェルターがあれば兼用可能です。上部に水を注いでおくと自然に水分を摂ることができます。水は毎日交換し、清潔に保つようにします。

健康管理:環境を整えることが予防の基本
アンダーウッディサウルスミリーは丈夫な種類ではあるものの、飼育環境の整備が健康維持の基本です。特に、温度と湿度のバランスを崩すと、脱皮不全やカルシウム不足によるトラブルを招く可能性があります。
毎日ケージ内の環境をチェックし、小さな変化も見逃さないようにすると安心です.
脱皮サポートは湿度管理から
ヤモリたちは定期的に脱皮を行います。うまく脱皮できないと、尾や手足の先に皮が残り、血流が妨げられてしまうこともあります。
湿度を保てるウェットシェルターを置いておくと、脱皮がスムーズに進みやすくなります。
私の飼っているアンダーウッディサウルスミリーも、一度だけ脱皮不全を経験しました。その時はかなり焦りましたが、お湯を使って優しくサポートしてあげたことで無事に解決しました。
この経験から湿度管理の重要性を痛感し、以来、日々の湿度チェックや調整を欠かさないようにしています。
実体験より
うちのミリーが初めて脱皮不全を起こしたときは、本当に焦りました。
ぬるめのお湯で湿らせたコットンを使って、優しくこすり取ってあげると、無事に全部脱げました。それ以来、湿度の管理を欠かさない習慣がつきました。
脱皮後のケージは清潔に
他のヤモリと違って、アンダーウッディサウルスミリーは脱皮した皮を食べずにそのまま残します。この皮を放置するとカビや雑菌の原因になるので、脱皮後は早めに取り除くことが大切です。
ハンドリングはほどほどに
アンダーウッディサウルスミリーはおとなしくて人に慣れやすいですが、過度な接触はストレスの元です。
ハンドリングするときは、手を清潔にして落ち着いた動きで、短時間だけにしておきましょう。慣れてくると、そっと手に乗ってきてくれることもあります。
トラブル体験談|温度計の落とし穴
ある日、うちのミリーの食欲が急に落ちたことがありました。最初は季節のせいかと思っていましたが、よくよく温度計を確認すると表示がおかしくなっていて、実際にはかなり低温になっていたことが判明しました。
パネルヒーターを買い替えて、28℃前後の適温に保つようにしたところ、数日で元気に。この出来事以来、私は毎朝の温度チェックを日課にしています。
アンダーウッディサウルスミリーの飼育でよくある質問
Q1. アンダーウッディサウルスミリーは初心者でも飼えますか?
A. はい、比較的丈夫で穏やかな性格のため、初心者にも飼いやすいヤモリです。ただし、温度・湿度管理は日々の観察が重要です。
Q2. 餌は何をあげればいいですか?
A. 生きたコオロギやミルワームが主食です。カルシウムやビタミンD3のサプリメントをまぶして与えると健康維持に効果的です。
Q3. どのくらいの頻度で餌をあげるべきですか?
A. ベビーは毎日、成体は2~3日に1回が目安です。個体の様子を見ながら調整しましょう。
Q4. ハンドリングはできますか?
A. 穏やかで人懐っこい性格の個体も多いですが、過度なハンドリングはストレスになります。必要最低限にして、やさしく接してあげましょう。
まとめ
アンダーウッディサウルスミリーは、初心者でも飼いやすく、控えめで愛らしい魅力のあるヤモリです。必要な環境を整え、日々の小さな変化に気づいてあげれば、長く穏やかに暮らしてくれます。
この記事が、ミリーとの新しい暮らしを始めるきっかけになれば嬉しいです。
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ケージ選びや設備の費用感は入手ガイドで実例をもとに紹介しています。
日々の食事管理については餌と栄養ガイドも参考にしてください。


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