「アンダーウッディサウルス・ミリーっていくらくらいするの?」
爬虫類イベントやショップで見かけて、見た目の可愛さに惹かれた方も多いのではないでしょうか。
アンダーウッディサウルス・ミリー(和名:ナツキギオヤモリ)は、オーストラリア原産の小型ヤモリで、ユニークな模様と大きな瞳が魅力。近年人気が高まり、国内でも販売されることが増えてきました。
本記事では、アンダーウッディサウルス・ミリーの販売価格の相場や価格に影響する要因、選び方のポイントを、実際の体験談を交えてわかりやすく解説します。
これからお迎えを検討している方が安心して準備できるよう、価格帯別の特徴や注意点も網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
アンダーウッディサウルスミリーの販売価格
アンダーウッディサウルスミリーの価格は、種類や模様、血統、個体の健康状態、そして年齢によって異なります。
価格の目安は15,000円〜35,000円くらい
アンダーウッディサウルスミリーの価格は15,000円〜35,000円が一般的です。
ノーマルタイプ(基本タイプ): 15,000円〜20,000円
ノーマルタイプは自然界で見られる模様や色合いを持つアンダーウッディサウルスミリーの標準的な品種です。このタイプは、最も手に入りやすく価格も比較的手頃です。
ノーマルタイプは茶色や黄褐色の体色に黒っぽい模様が入っており、ヤモリらしい素朴で落ち着いた印象を持っています。価格はおおよそ15,000円から20,000円くらいです。
私の飼ってるアンダーウッディサウルスミリーは、ノーマルのメスで3年前に爬虫類ショップで購入した時の価格で30000円くらいでした。以前は今よりも、もっとマイナーで少し高かったです。
もう1匹は爬虫類フェスで購入しました。ノーマルのオスで20000円でした。
モルフ(色変わりや模様変わりの個体): 20,000円〜30,000円
アンダーウッディサウルスミリーには、特別な柄のモルフがいます。モルフとはノーマルとは違う遺伝する表現形質を持つ個体です。ノーマルに比べると色が変わった個体や模様が変わった個体がいます。これらのモルフは繁殖計画によって生まれたもので、珍しいので価格も高めです。
代表的なモルフには以下のような種類があります。
アルビノ(Albino)
アルビノは、通常の黒色や茶色の色素が欠けている個体で、白っぽい体色と赤い目が特徴です。アルビノのアンダーウッディサウルスは非常に珍しいため、価格は25,000円〜30,000円になることが多いです。アルビノ種は独特の美しさがあり、コレクターにも人気があります。
ハイイエロー(High Yellow)
通常よりも鮮やかな黄色を持つ個体で、全体的に明るい印象を与えます。価格は一般的に20,000円〜25,000円です。特に黄色の発色が強いものは高価になる傾向があります。
ゴースト(Ghost)
ゴーストタイプは、通常の体色よりも薄く、グレーやシルバー系の淡い色合いが特徴です。ノーマルタイプよりも落ち着いた雰囲気があり、価格は20,000円〜27,000円程度です。
レッドベース(Red Base)
赤みがかった色調を持つ個体で、特に背中や体側に赤色が濃く出るものが人気です。価格は25,000円〜30,000円で、希少性が高いものほど値段も高くなる傾向があります。
ブリーダー血統や繁殖用の個体: 30,000円〜50,000円
血統が明確でブリーダーが特別に管理、育成した個体は、繁殖用や特定の特徴を持つため高額になります。このような個体は、繁殖を目的とした飼育者やコレクターに非常に人気があります。特に、良好な血統のオスや、繁殖可能なメスは、価格が30,000円〜50,000円に達することもあります。
【モルフによる価格相場】
モルフ | 特徴 | 価格相場 |
ノーマル | 標準的な品種 | 15,000円から20,000円 |
アルビノ | 白っぽい体色と赤い目 | 25,000円〜30,000円 |
ハイイエロー | 通常よりも鮮やかな黄色 | 20,000円〜25,000円 |
ゴースト | グレーやシルバー系の淡い色合い | 20,000円〜27,000円 |
レッドベース | 赤みがかった色調 | 25,000円〜30,000円 |
ブリーダー繁殖用個体 | 血統が明確な繁殖用 | 30,000円〜50,000円 |
繁殖用ペアは40,000円〜60,000円
繁殖を成功させるには準備と知識が必要ですが、適切な個体と環境を整えることで、魅力的な繁殖体験を楽しむことができます。
価格相場
繁殖用ペアの価格は個体の健康状態や血統、希少性によって異なります。一般的には2匹で40,000円〜60,000円以上となることが多いです。
ペア購入のメリット
オスとメスのペアで購入すると繁殖に必要な手間が削減できます。繁殖成功率も向上するので、価格はやや高くなるかもしれませんが、繁殖の効率性を考えるとメリットがあります。

繁殖を考えてる場合はペアでのお迎えがおすすめです。
血統の確認
繁殖を目指す場合は、血統情報が明確な個体を選ぶことが重要です。近親交配を避けるため、異なるブリーダーから購入するか血統書を確認しましょう。優良な血統のペアは、健康で質の高い子孫を残せる可能性が高まります。
年齢は1歳以上
繁殖適齢期のアンダーウッディサウルス・ミリーは、通常1歳以上で健康な個体を選ぶことが重要です。特に、繁殖用の個体はブリーダーが特別に管理、育成したものが高価で人気があります。
・価格は2ひきで40,000円〜60,000円以上
・効率よく繁殖させることができる
・血統が明確な個体を選ぶ
・すぐに繁殖させたい場合は1歳以上
ベビー(幼a体)とアダルト(成体)の価格差
アンダーウッディサウルスミリーは、ベビー(幼体)とアダルト(成体)で価格が異なります。一般的に、ベビーの方が安価で販売されていますが成体は飼育が安定しており、すぐに繁殖に使える可能性があるため価格が高くなります。
犬や猫はベビーが高くて、大きくなると安くなる傾向なので反対ですね。
ベビー(幼体): 15,000円〜18,000円
幼体は小さいため価格が少し抑えられます。ベビーは飼育者が成長を楽しむことができるというメリットもあります。
アダルト(成体): 20,000円〜30,000円
成体は飼育が安定しているため、初心者にも扱いやすく、また繁殖に利用できるため、やや高価です。特に繁殖適齢期の個体は高値がつくことが多いです。
ベビー(幼体) | 15,000円〜18,000円 |
アダルト(成体) | 20,000円〜30,000円 |
価格の決定要因
アンダーウッディサウルスミリーの価格にはいくつかの決定要因があります。購入時には、これらの要因を考慮することで、適切な個体を選びやすくなります。
模様や色合い(モルフ)
ノーマルタイプのような一般的な個体は比較的安価ですが、モルフのような特殊な色変わりや模様変わりの個体は、希少性が高いため価格も高くなります。アルビノやハイイエローなどはその典型です。
健康状態はどうか
健康な個体ほど価値が高く、しっかりとした体格や鮮やかな色を持つ個体は特に高価です。逆に、病気や怪我のある個体は、安価で販売されることもありますが、後々の治療費やケアのコストがかかるため注意が必要です。
性別はメスが高い
メスの方がオスよりもやや高価な場合が多いです。これは繁殖においてメスが重要な役割を果たすためで、繁殖可能な年齢に達した健康なメスは特に高値で取引されます。
年齢は大きくなると高い
幼体の方が安価で成体の方が高価になる傾向があります。特に繁殖可能な年齢の個体は、そのまま繁殖に利用できるため価格が上昇します。
【価格の決定要因】
モルフ | 特殊な模様や珍しいは高くなる |
健康状態 | しっかりとした体格や鮮やかな色を持つ個体は高い |
性別 | オスよりメスの方が高い |
大きさ | 幼体より成体の方が高い |
アンダーウッディサウルスミリーの価格相場を知ったあとは、実際にどんな飼育環境が必要かも気になるところです。
アンダーウッディサウルスミリーの飼育環境|ケージレイアウトとおすすめアイテム
アンダーウッディサウルスミリーの選び方
アンダーウッディサウルスミリーを選ぶ際には、飼育環境や個々の目的に応じた選び方をすることが大切です。
健康な個体の見極め方
健康なアンダーウッディサウルスミリーは、まず活発さが一つの指標となります。昼間は比較的静かにしていることが多いです。夜になると活動的に動きまわります。
・目がクリアで光沢があること
・皮膚に傷や病変がないこと
・しっぽがふっくらしていること
・鳴き声や呼吸に異常がないこと
性別の選び方
アンダーウッディサウルスミリーは、オスとメスで飼育のしやすさが異なります。一般的にオスの方が攻撃的で縄張り意識が強いことがありますが、単独飼育であればどちらでも問題なく飼うことができます。
繁殖を考える場合
1匹のオスと複数のメスを一緒に飼うことが一般的です。メス同士は比較的仲良く共存できることが多いですが、オス同士は争う可能性が高いため単独で飼育するか、広めのスペースを確保する必要があります。
ペットとして飼う場合
性別に関係なく、個体ごとの性格を見極めることが大切です。お店の人に相談し、性格や飼育歴なども考慮して選びましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. アンダーウッディサウルス・ミリーは初心者でも飼育できますか?
A. はい、比較的飼いやすい種類です。必要なのは温度管理(25〜30℃)と湿度調整、そして静かな環境です。攻撃性も少なく、夜行性なので日中は静かに過ごします。
Q. モルフによって価格はどう変わりますか?
A. ノーマルタイプは15,000円前後と手ごろですが、アルビノやレッドベースなど希少なモルフは30,000円以上になることもあります。血統や模様の希少性が価格を左右します。
Q. ベビーとアダルト、どちらを選ぶべきですか?
A. 飼育初心者にはアダルトがおすすめです。すでに丈夫なため失敗しづらく、繁殖も視野に入れられます。ベビーは成長を楽しみたい方に向いていますが、飼育環境の安定が必要です。
Q. 繁殖を考えていますが、どんな個体を選べばいいですか?
A. 血統書付きの1歳以上の健康な個体が理想です。オス1匹とメス複数という構成が多く、メスの方が高値で取引されます。近親交配を避けるため、別ブリーダーから購入するのが安心です。
Q. 飼育に最低限必要なものは何ですか?
A. ケージ(保温・湿度調整可能なもの)、ヒーター、床材、シェルター、水入れ、フード(主に昆虫)が必須です。初期費用は2〜3万円前後が目安になります。
まとめ
アンダーウッディサウルスミリーは、爬虫類飼育の中では飼ってる人が少なく情報も少ないですが、飼育は比較的に容易です。中級者向けとも言われますが、初心者にもおすすめのヤモリです。
販売価格は15,000円〜35,000円が一般的で信頼できるブリーダーやショップから健康な個体を選ぶことが重要です。
「飼ってみたい」と思った方は、まずは必要なものや餌の準備から始めましょう。
初心者向け!アンダーウッディサウルスミリーの飼育に必要なものリスト
この記事を書いた人:nakamura
ヒョウモントカゲモドキやフトアゴヒゲトカゲなど、爬虫類と20年以上暮らしてきた爬虫類愛好家。失敗から学んだリアルな体験をもとに、初心者にもわかりやすい飼育情報を発信中。
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