アンダーウッディサウルスミリーの完璧ケージレイアウト!のびのび暮らせる自然美を生かした快適空間

mirike-zireiauto アンダーウッディサウルスミリー

アンダーウッディサウルス・ミリー(Underwoodisaurus milli)は、ユニークな姿と穏やかな性格で人気のあるヤモリの一種です。特にその厚い尾と大きな目が印象的で、夜行性という特徴から、夜に活動する姿を観察することができます。

アンダーウッディサウルスミリーが自然に近い環境で健康的に過ごせるケージレイアウトのアイデアについて詳しく解説します。

自然環境を再現する

アンダーウッディサウルスミリーはオーストラリアの乾燥した荒野や岩場に生息しています。日中は石や植物の陰に隠れ、夜になると活発に動き出す夜行性のヤモリです。

ケージレイアウトを考える際には、この自然環境をできるだけ再現することが大事です。

自然を意識したレイアウトにすることによって、アンダーウッディサウルスミリーが安心して隠れたり、探検したりできるようになり、快適に過ごせます。隠れ家や段差を作っておくと、夜の活動時にいつもと違う動きを見せてくれることがあります。

ケージサイズと基本のレイアウト

飼育スペースは「30cm四方以上」を目安にするとレイアウトの自由度が上がります。広めのケージを使うと、ミリーがよく動くようになり、観察できる時間が自然と増えます。

アンダーウッディサウルスミリーにおすすめのケージ

私はジェクスのレプテリアクリアネオ400スリムを使っています。サイズは40cm×21cm×25cmです。見た目がスッキリなのがおすすめのポイントです。以前はこの入れ物にペアで飼っていましたがサイズ感的には小さすぎなかったです。

プラスチックのケースも可能ですが、せっかくなら見た目もこだわりたいので私はガラスケージが好きです。

【ケージポイント】
・おすすめ:レプテリアクリアネオ400スリム(40cm×21cm×25cm)
・大きさ:最低でも30cm×30cm×30cm
・ガラスケージが見た目が美しい

ケージの配置ポイント

アンダーウッディサウルスミリーのケージレイアウト全体像

隠れ家はウエットシェルター

アンダーウッディサウルスミリーは、日中に身を潜める場所が必要です。小さな岩や木の皮なども良いですが隠れ家としては、ウエットシェルターが湿度を一定に保ちやすく、中が乾きにくいので使い勝手が良いです。

アンダーウッディサウルスミリーにおすすめのウエットシェルター

私はスドーのウェットシェルターSを使っています。個体が小さいのでサイズはSで十分です。Amazonで500円ほどで売っていました。上部に水を入れられる構造なので、飲み水と保湿を同時にまかなえるのが便利です。

流木などで登り場所を作ります

アンダーウッディサウルスミリーは、岩場を登るのが得意なため、高さを活かしたレイアウトも考慮します。自然の岩や流木をケージに配置することで高さを生かしたレイアウトを作ると、段差を登ったり降りたりする動きが増えます。

動く範囲が増えるので、ケージ内で過ごすリズムが安定しやすく感じます。

自分で海で拾ってきて処理をするのもありですが、植木屋さんやホームセンター、メルカリなどでも売ってるので買った方が早いです。

開けたスペースも必要

ケージの一部には平坦で広いスペースも必要です。アンダーウッディサウルスミリーは地面を歩き回るのが好きなヤモリなので、餌を探す際や探索を楽しむために、ケージ内を自由に動けるエリアを確保しましょう。この平坦なスペースは、砂や小石を敷き詰めて自然な地面を再現すると良いです。

私の飼ってるアンダーウッディサウルスミリーも夜になるとかなり活発に動き回っていて、ウロウロしていたり、流木に登ったりしています。夜行性のヤモリは夜、仕事が終わって家で活動を観察できるので見ていて面白いです。

【ケージ配置ポイント】
・ウエットシェルターは入れるのをおすすめします
・流木や大きな石を入れると上下運動できる
・動き回れるスペースも必要

床材の選び方

ケージ内の床材は、生息地に近い素材を使うのをおすすめします。たとえば、ウォールナッツサンド、ハスクチップ、デザートサンドなどがあります。粒子が小さ過ぎない床材はアンダーウッディサウルスミリーが快適に過ごせて、消化器系の健康も守ることができます。

砂がある環境はオーストラリアの乾燥地帯に生息するアンダーウッディサウルスミリーにあってます。細かい砂は口に入りやすいので、粒が大きめの爬虫類用サンドを選んだほうが安心です。粒が粗いタイプは固まりにくく、飲み込みづらい形状をしています。

アンダーウッディサウルスミリーにおすすめの床材

私はくるみからできたウォールナッツサンドを使っています。見た目も自然で好きですし、粒が大きめなので、誤飲の心配が少ない形状です。Amazonで5kg2000円ほどで買いました。

砂利や小石

自然の岩場を再現するために、砂利や小石もありです。岩の間に小さな隙間にアンダーウッディサウルスミリーが隠れることができ、より自然な生息地の雰囲気を再現できます。

注意点

床材は定期的に清掃し汚れや雑菌がたまらないようにします。半年に一度は入れ替えをします。特に砂や砂利は湿気がこもりやすいため適切な換気も大切です。

【床材ポイント】
・おすすめ:ウォールナッツサンド
・定期的な清掃と交換

照明と温度管理

アンダーウッディサウルスミリーに設置してる照明の様子

アンダーウッディサウルスミリーの健康を維持するためには昼と夜のリズムを作ることは重要です。また、自然な生活環境を再現するためには温度管理も大事です。

照明は1日5時間つけてます

アンダーウッディサウルスミリーは夜行性なので紫外線ライトは必要ありません。昼夜のリズムを再現するために、弱い光の照明を12時間オンにし12時間オフにするサイクルを作るといいですが、日中に外の光が入っていれば、わざわざは必要ないです。

私は飾りとしてエアプランツを入れてるので、植物のために1日に5時間ほど弱めのライトをつけています。ライトは熱帯魚用のものを使っています。ジェックスのクリアLEDフラッティというのを使っているのですがコンパクトさとスッキリとした見た目で愛用しています。

Amazonで1000円くらいで売っています。

アンダーウッディサウルスミリーにおすすめのスリムなLED照明

【照明ポイント】
・おすすめ:ジェックスのクリアLEDフラッティ
・1日5時間程度

温度を整えておくと安心です

温度は行動に直結するので、ホットスポットと涼しい場所の差を作っておくと安定します。暖かいゾーンはおおむね30℃台前半になるよう調整すると、体温を上げたい時にちょうど良い温度になります。ケージの下にパネルヒーターを使用して作ります。

逆にケージ内には少し涼しい場所も必要です。22°C〜26°C程度のクールエリアを作ることで、ミリーが自分で温度調整できる環境をつくります。

ホットスポット 32°C前後
クールスポット 22°C〜26°C程度

湿度管理と飲み水の設置

ウエットシェルターを設置したアンダーウッディサウルスミリーのケージ内の様子

アンダーウッディサウルスミリーの生息地は乾燥していますが適度な湿度があると過ごしやすいと言われています。乾燥しすぎると古い皮が剥がれにくくなることがあるため、湿度を確保できるスペースをひとつ入れておくと安心です。

湿った隠れ場所

ケージ内には湿度を保てる場所を設置しましょう。ウェットシェルターが機能的でおすすめです。アンダーウッディサウルスミリーが脱皮前後にここへ入ることが多く、皮が残りにくくなります。

水皿

常に清潔な水を用意します。普段はあまり水を飲まないように見えますが、水皿がケージ内にあることで必要な時に水分補給ができます。また、ケージ内の湿度を保つためにも役立ちます。

私はウエットシェルターを入れているので上部に水を入れています。水は毎日交換すると清潔に保ちやすいです。

レイアウト変更の頻度

ケージレイアウトを変更する頻度は、アンダーウッディサウルスミリーのストレスを最小限に抑えつつ、探検心を刺激するために重要です。

アンダーウッディサウルスミリーは環境の変化に強いと言われていますが、あまりに頻繁に大幅なレイアウトの変更をするとストレスになります。

目安として数ヶ月に一度程度、部分的にレイアウトを変更することで、アンダーウッディサウルスミリーが新しい環境に刺激を得ることができます。流木や岩、隠れ家などの配置を少しずつ変えることも有効です。

ケージ内の装飾とレイアウト例

自然素材で構成されたケージ装飾の全景

自然美を追求したケージレイアウトには、自然の素材を使った装飾が一番です。アンダーウッディサウルスミリーの自然な行動をサポートできて、見た目も美しいケージを作ることができます。

流木

流木は登り場にもなり、自然な美しさがあり一番おすすめです。

私は植木屋さんで購入した流木に、エアプランツをつけて作りました。カッコいい感じにできて気に入っています。エアプランツは水やりを忘れると枯れるので注意が必要です。

植物は隠れ場所としても使えるため、デコレーションとしてだけでなく機能的にも役立ちます。

人工植物

アンダーウッディサウルスミリーは植物に興味を持つことがないです。そのため、リアルな見た目の人工植物を使用しても食べたりすることがないので問題ありません。人工植物は枯れないので扱いが簡単です。こだわりがなければ人工植物という選択肢もありです。

自然石

大きな石や岩を置いて岩場を再現するとより、隠れたり休んだりできるためアンダーウッディサウルスミリーはリラックスした生活を送ることができます。

石の間は身を寄せやすいので、落ち着ける居場所としてよく使ってくれます。

よくある質問(FAQ)

Q1. ケージサイズはどれくらいが理想?

A. 最低30×30×30cm、理想は40cm以上あるとゆったりと動けます。

Q2. 照明は絶対必要?

A. 必須ではありませんが、昼夜のリズムを作るために弱い照明があると良いです。

Q3. ウェットシェルター以外の隠れ家でもOK?

A. 木の皮、石の下なども使えますが、保湿力のあるウェットシェルターが安心です。

 

ケージ環境が整ったら、次は「餌選び」もとても大切です。アンダーウッディサウルスミリーの健康を支えるために、どんな餌を選べばいいのか、冷凍餌やサプリメントの使い方まで、以下の記事で詳しくご紹介しています。
[アンダーウッディサウルスミリーの餌と栄養を解説]

まとめ

快適なケージレイアウトを作ってあげることで、アンダーウッディサウルスミリーは健康に過ごすことができます。自然環境を再現したケージレイアウトは、のびのびと本来の行動を取ることができ、その姿を楽しむことができます。

 

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