アレルギー持ちさん必見!毛がなくて静かな癒しペット「ヒョウモントカゲモドキ」の魅力と飼い方

arerugi-motimodaizyoubunahatyuurui レオパードゲッコー

爬虫類を飼ってみたいけれど、難しそう…」と感じていませんか?
ヒョウモントカゲモドキは、初心者でも安心して飼育できる魅力的なペットです。

見た目も可愛く、性格はおっとりとしていて陽気なので、ペットのお世話をする時間の余裕があまりない方や爬虫類を初めて飼う方でもチャレンジしやすくおすすめです。

本記事では、その飼いやすさの理由と、癒しの魅力について詳しくご紹介します。

ヒョウモントカゲモドキの魅力

ヒョウモントカゲモドキ スーパーマックスノーの特徴的な模様

見た目の可愛さ

ヒョウモントカゲモドキの一番の魅力は、まるで小さな恐竜のような見た目と、愛らしい大きな目、そしてぷっくりとした尻尾です。動きもゆっくりしながらも好奇心旺盛で、見ていて飽きない存在です。

さらに、ヒョウモントカゲモドキには「モルフ」と呼ばれるさまざまな色や模様のバリエーションが存在します。たとえば、ヒョウ柄のような模様を持つ個体や、カラフル、真っ白、真っ黒といった個体まで、見た目を選ぶ楽しさも大きな魅力のひとつです。

私が飼っているスーパーマックスノーというモルフは、薄いピンクの地に黒い斑点、全体が真っ黒な瞳を持つ個体です。とても人気があり、ショップでお迎えしたときから愛着が湧いています。

【見た目の可愛さ】
・ぱっちりとした見た目、ぷっくりとした尻尾
・いろいろなモルフのバリエーションの個体がいる
・スーパーマックスノーは一番人気

穏やかで触れ合いやすい性格

ヒョウモントカゲモドキは非常に穏やかな性格で、飼い主に対して攻撃的になることはほとんどありません。ハンドリングと呼ばれる手に乗せての触れ合いも、じっと落ち着いていて楽しめます。

アレルギーの心配が少ないのも特徴で、動物アレルギーがある方でも飼いやすいペットとして注目されています。毛がないためアレルゲンを気にせずに接することができます。

私自身、小学生の頃から動物が大好きでしたが、父が動物の毛にアレルギーがあり犬や猫が飼えませんでした。そんな私にとって、ヒョウモントカゲモドキは理想的な存在です。

ヒョウモントカゲモドキは爬虫類の中でも穏やかな性格で、サイズ感が手頃で触れ合いもできて初心者にはとってもおすすめです。

【性格】
・とにかく穏やか
・陽気
・触れ合いもできる

お世話が簡単で初心者にも優しい

ヒョウモントカゲモドキの飼育に適したケージの例

ヒョウモントカゲモドキが飼いやすい、もう一つの大きな理由は他のペットに比べてお世話が簡単ということです。

必要な飼育用品

ヒョウモントカゲモドキを飼うために必要な用品は比較的少なく、初心者にも揃えやすいです。基本的には以下のものがあれば安心です。

・ケージ(ガラス製や樹脂製)

・ヒーター(温度管理用)

・ウェットシェルター(湿度管理と隠れ家)

・エサ(冷凍コオロギや人工フード)

・ピンセット、霧吹き、ソイル(土台)

これらのアイテムがあれば、飼育に必要な基本環境は整います。

エサやりと掃除のポイント

ヒョウモントカゲモドキのお世話はシンプルで、忙しい人でも続けやすいです。エサやりは週に2〜3回で十分です。私は通常、冷凍コオロギを与えていますが、時間がない時は市販のレオパブレンドフードという人工フードを使っています。

掃除は、糞を見つけたらピンセットで取り除くだけ。ヒョウモントカゲモドキは同じ場所で排泄する習性があるので、掃除の手間も最小限です。月に一度の大掃除では、ケージ内のグッズを洗浄し、ソイルを交換し、ガラス面を除菌スプレーで拭き上げます。

【お世話が簡単】
・毎日の簡単な掃除
・週に3日のエサやり
・忙しい人でも無理なく飼える

夜行性だから、昼間忙しい方でも問題なし!

私の夜のお世話ルーティーン

ヒョウモントカゲモドキは夜行性なので、日中家にいない方にもぴったりのペットです。私のルーティンでは、仕事が終わった20時頃にお世話をします。

冷凍コオロギの解凍(自然解凍かお湯で時短)

ウェットシェルターの水換え(毎日)

エアプランツとケージ内への霧吹き

糞の除去(同じ場所にすることが多く簡単)

1日のケアは10分もあれば完了します。日常のストレスなく飼えるのが嬉しいポイントです。

【夜行性】
・日中、仕事をしてる人に夜行性のペットはぴったり

私の夜のお世話ルーティーン

コオロギの解凍

私はだいたい夕方、仕事が終わって20時くらいに週2回ほどコオロギを解凍して与えています。コオロギは自然解凍で、冷凍庫から出して1時間弱ほど置いておくと解凍されます。早く与えたい場合は、小さなビニール袋に入れてぬるま湯で温めると20分ほどで解凍できます。

ウエットシェルターの水換え

ウエットシェルターの水換えは毎日行っています。上部の水入れが汚れるため、中を軽くスポンジで洗ってから新鮮な水を入れ直します。

ケージ内の霧吹き

ケージ内にはエアプランツを飾っているので、植物と壁面に霧吹きをしています。特に冬場は乾燥しやすいため、しっかりと霧吹きをして湿度を保つようにしています。

糞を取り除く

糞は見つけ次第取り除きます。同じ場所にする習性があるため、掃除も非常に簡単です。

毎日のお世話は、すべて合わせても10分もかからず終わります。

1ヶ月に1度の細かい掃除ルーティーン

月に一度はケージ全体の大掃除を行います。ケージ内の装飾品や器具をすべて取り出し、ブラシでしっかりと水洗いします。汚れているソイルはすべて取り除き、新しいソイルと入れ替えます。

ケージのガラス面はペット用の除菌スプレーを使って内側と外側を拭き上げて清潔に保ちます。大掃除といっても30分ほどで終わり、負担は少ないです。

信頼関係を築いて仲良くなれる

ヒョウモントカゲモドキがリラックスしてる様子

ヒョウモントカゲモドキは懐かないと言われることもありますが、時間をかけて飼育していく中で、少しずつ飼い主に慣れていきます。

私の子も5cmほどのベビーの頃から育てていて、今では手の上で寝てしまうほどリラックスしてくれます。お腹が空いたときにケージの前まで来てアピールする姿は本当に可愛らしいです。

長寿なペットで、15年以上生きることもあるため、長い時間をかけて信頼関係を築く喜びがあります。

ニシアフリカトカゲモドキも飼っているのですが、性格面でいうとニシアフリカトカゲモドキは陰気な子が多く、ヒョウモントカゲモドキは陽気な子が多い印象です。

マンションで爬虫類を飼う際の注意点

ヒョウモントカゲモドキを飼っているグラステラリウム3030。

とても飼いやすいヒョウモントカゲモドキですが、マンションで爬虫類を飼う際は注意点があります。しっかり理解しておくことで、トラブルを避けながら快適に飼育を楽しむことができます。

ペットの飼育規則の確認

マンションやアパートにお住まいの方は、まずペット飼育が許可されているかを確認しましょう。犬や猫は禁止でも、爬虫類は許可されているケースもあります。事前に管理規約や管理会社に確認することが大切です。

ケージ内の温度と湿度管理を徹底する

爬虫類は変温動物のため、環境によって健康状態が左右されます。夏場は室温が上がりすぎないようにエアコンを使用したり、冬はヒーターで適温を保つようにしましょう。湿度管理にはウェットシェルターや霧吹きが役立ちます。

臭いや音のトラブルを防ぐ

ヒョウモントカゲモドキ自体は臭いや音がほとんどありませんが、飼育環境によってはエサやケージの汚れが原因になることがあります。掃除やエサの管理をこまめに行い、常に清潔を保ちましょう。

特に、集合住宅では臭いや音のトラブルが近隣住民との問題に発展することがあるため、常に清潔を保つことが重要です。

脱走防止対策をする

爬虫類は脱走の名人とも言われます。ケージの扉や蓋がしっかり閉まっているか、隙間がないかを常に確認しましょう。

たまにニュースでヘビがいなくなったなど聞きますが、爬虫類は想像以上に狭い隙間から脱走してしまいます。実際に私の飼っている子も一度脱走したことがあり、5日後に洗濯物の中から見つかりました。

ほんの少しの油断で脱走する可能性があるので、日頃から注意を怠らないことが大切です。

ひとたび脱走してしまうと、近隣住民への迷惑やマンション全体に不安を与える可能性もあるため、万全な対策を講じましょう。

【マンションで飼う時の注意】
・爬虫類を飼っていいか管理会社に確認する
・日中、いない時の室温や湿度に注意する
・臭いなど、近隣の人に迷惑がかからないようにする
・脱走には特に気をつける
ヒョウモントカゲモドキのお迎えが決まったらこちらの記事
初心者さんのためのリスク回避ガイドについて説明しています。

まとめ

ヒョウモントカゲモドキは、見た目の可愛さ、穏やかな性格、飼いやすさから、多くの人に愛されているペットです。特に、夜行性という特性は昼間忙しい方にとって非常に魅力的です。

初心者でも安心して迎えられるペットとして、ヒョウモントカゲモドキをぜひ検討してみてください。あなたの暮らしに、癒しと静かな楽しみをもたらしてくれる存在になるはずです。

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