フクロモモンガの食事!バランス良くて安心、健康を守るペレットが主食

hukuromomongaperettogasyusyoku フクロモモンガ

フクロモモンガを飼い始めると、その愛らしい姿に癒される毎日が始まりますよね。しかし、小さくてデリケートなフクロモモンガだからこそ、食事には気を配りたいものです。

この記事では、私の飼育経験も踏まえながら、フクロモモンガの健康を維持するための適切な食事と栄養管理について、具体的なアドバイスと共にお伝えします。初心者の方も、この記事を読めばフクロモモンガの食生活を理解できます.

主食はペレットフード

フクロモモンガの食事のメインは、栄養バランスが整った専用ペレットフードです。フクロモモンガ専用のペレットフードは、タンパク質、脂肪、炭水化物、ビタミン、ミネラルなどがバランス良く含まれており、健康的な体作りをサポートします。

【食事の選び方のポイント】
• ペレットフードを主食とし、果物や昆虫を補助的に与える
• カルシウムとリンのバランス(2:1)を意識する
• 果物は与えすぎに注意し、種類をローテーションで与える
• 昆虫は重要なタンパク源だが、適量を守る

ペレットフードの選び方

栄養バランスが大事

動物栄養学の専門家である山田博士によると、「フクロモモンガの食事において、カルシウムとリンのバランスは極めて重要です。理想的な比率は2:1(Ca:P)であり、これを維持することで骨の健康を保ち、代謝性骨疾患のリスクを低減できます。」

モンキーフードがおすすめ

市販品のペレットフードだとモモンガフードの他、モンキーフードなども適しています。

私はフクロモモンガを飼い始めた初期、適切なペレットフード選びに非常に迷いました。ペットショップのオーナーやオンラインコミュニティのレビューを参考にして、モンキーフードを選びました。モンキーフードは動物園などでも使われている安全なフードで野菜や果物、タンパク質を多く含んでいてバランスが良いペレットです。

しかし、我が家のフクロモモンガたちモンキーフードを全く受け付けませんでした。そこで獣医さんに相談し、モンキーフードをすり潰してミルクで湿らせる方法を教えていただきました。この方法で少しずつ慣らしていくことで、モモンガの食いつきが非常に良く、健康状態も安定しています。特に、カロリーが高すぎない点がお気に入りです。

偏食の防止

ペレットフードだけでは飽きやすいので、他の食材と組み合わせることが重要です。例えば、ドライフードにミックスナッツを混ぜるなど食事のバリエーションを増やします。

【おすすめのペレットフード3選】
1. モンキーフード:栄養バランスが優れており、多くのフクロモモンガが好む味
2. 三晃商会 フクロモモンガフード:入手しやすく、コスパが良い
3. マルカン フクロモモンガレシピ:高タンパク低脂肪のヘルシーフード

果物は与えすぎに注意

フクロモモンガは果物が大好きです。たくさん食べたがるので糖分の摂り過ぎに注意する必要があります。

果物の選び方

旬の果物

旬の果物は栄養価が高く美味しいのでフクロモモンガも好みます。メロンやリンゴ、、梨、スイカ、パイナップル、パパイヤ、キウイなどが適しています。

バランスとローテーション

毎日同じ果物を与えるのではなく、様々な種類の果物をローテーションで与えることで、特定の栄養素の過剰摂取を防ぎ、バランスの取れた食事を提供できます。

果物はおやつとして与え、主食のペレットフードとバランス良く組み合わせることが大切です。特に糖度の高い果物は少量にとどめ、様々な種類の果物をローテーションで与えるのがおすすめです。

果物の種はダメ

果物の新芽や種子にはフクロモモンガや他の小動物にとって有害となるものが含まれています。例えばリンゴの種やアボカドの新芽などは、フクロモモンガが誤って口にすると毒性を示すことがあります。

果物を与える際には、必ず新芽や種子を取り除くことが重要です。万が一、種子や新芽を切った際には、水でしっかりと洗うことで安全性を高めることができます。

我が家の果物の与え方

私の飼ってるフクロモモンガの場合、夕方に果物を与えています。夜行性のフクロモモンガの活動時間に合わせているため、よく食べてくれます。りんごやメロンは1cm角に切り、一回に2~3個程度を目安にしています。最初は好き嫌いが激しかったのですが、様々な果物を試すことで今では10種類以上の果物を楽しんで食べてくれるようになりました。

昆虫は重要なタンパク源

フクロモモンガにとって、昆虫は野生下での食生活を再現する上で欠かせない重要なタンパク源です。

昆虫の選び方

コオロギやミルワーム

ペットショップで購入できる生餌のコオロギやミルワームは、フクロモモンガの食事に使えます。

屋外で採取した昆虫は、寄生虫を持っていたり農薬にさらされている可能性があります。健康リスクにつながることがあるため、信頼できる店で購入した昆虫を使用しましょう。

ニボシは1日2匹まで

リスやハムスター用のニボシは存分にカルシウムを含んでおり、タンパク源として活用できますが、リンの割合が高いため注意が必要です。目安として、ニボシは1日に1~2匹程度に留めるのが無難です。

昆虫の与え方

昆虫はリンの比率が高いので、他の食材とバランス良く与えることが重要です。例えば、ニボシもリンの比率が高いですがカルシウムも多いので、適切に与える必要があります。

動物性タンパク質は大事

フクロモモンガにとって、動物性タンパク質は健康維持、成長、繁殖に欠かせない栄養素です。野生では昆虫から摂取することが多いですが、飼育下では様々な食材から効率的に摂取できるように工夫する必要があります。

動物性蛋白質の選び方

鳥のササミはおすすめ

脂肪分が少なく良質なタンパク質を含んでいます。茹でたササミを細かく切り、適量を与えましょう。消化吸収率も高くおすすめの食材です。

まとめて茹でて冷凍しておくと便利です

無糖のヨーグルト

砂糖なしのプレーンヨーグルトを与えることができます。ヨーグルトにはカルシウムやプロテインが豊富に含まれており、フクロモモンガの栄養補給に役立ちます。乳酸菌の働きで腸内環境を整える効果も期待できます。

食材 推奨量 注意点
ペレットフード 主食(毎日) カルシウム:リン=2:1
果物 少量(週2-3回) 糖分過多に注意
昆虫 少量(週1回程度) リンが多いので注意
動物性タンパク質 少量(週2-3回) 低脂肪のものを選ぶ

与えてはダメなもの

フクロモモンガに与えてはいけない食材もいくつかあります。

絶対ダメな食材

アボカド

アボカドにはペルシンという物質が含まれており、多くの動物にとって与えてはダメな食材です。フクロモモンガに与えると、心臓や呼吸器に問題を起こす可能性があります。

塩分の過剰摂取は、フクロモモンガの腎臓に負担をかけ、高血圧を引き起こす恐れがあります。加工食品などにも注意が必要です。

ネギ類(玉ねぎ、にんにくなど)

ネギ類にはアリルプロピルジスルフィドという成分が含まれていて赤血球に影響し、貧血や胃腸への問題を起こす可能性があります。

アーモンドのカビ

カビが生えたアーモンドはアフラトキシンを含み、摂取すると肝機能に問題を起こします。

ジャガイモの芽

ジャガイモの芽にはソラニンという成分があり、摂取すると吐き気、下痢、神経系への問題を引き起こします。

生の大豆

生の大豆にはトリプシンインヒビターが含まれ、消化不良や栄養吸収の妨げになることがあります。大豆は調理して与える必要があります。

注意が必要な食材

柑橘類

レモンやオレンジなどの柑橘類は酸味が強いため、胃腸に刺激を与えやすく下痢や消化不良を引き起こす可能性があります。少量であれば問題ないこともありますが頻繁な摂取は避けるべきです。

葉物野菜

葉物野菜は健康に良い面もありますが、過剰に与えると下痢を引き起こすことがあります。与える際は量に注意し、食物繊維が多すぎないか確認することが大切です。

砂糖

砂糖は単体で与えないようにし、糖分の高い加工食品の提供も避けるべきです。過剰な糖分が肥満や虫歯、さらには糖尿病のリスクを高めるためです。

おやつとしてあげるもの

おやつは飼い主との絆を深めるためのコミュニケーションツールとしても役立ちます。ただし、食べ過ぎは肥満や病気の原因にもなります。量や頻度には注意しましょう。

おすすめのおやつ

ペット用干しタラ

干しタラはタンパク質が豊富で、脂肪分が少ないため健康的なオヤツとして最適です。必ず無塩のものを選び少量を与えます。咀嚼する楽しみと栄養補給が可能です。

ヤギミルクボーン

ヤギミルクボーンはヤギのミルクを使用した製品で、カルシウム、タンパク質、ビタミンなどが豊富に含まれています。ボーン形状のタブレットでフクロモモンガが簡単に食べることができます。味は乳製品特有のミルク味で、多くのフクロモモンガが好んで食べることが多いです。

ビタシロップ

ビタシロップはフクロモモンガに必要なビタミンを補うことができる栄養補食品です。液体状で与えやすく計量して適切な量を与えることでビタミン不足を防ぎます。

無塩チーズ

チーズはカルシウムとタンパク質を含みます。塩分が含まれていない固形タイプを選びます。少量をあげることで栄養素を補いながらも嗜好品として楽しんでもらえます。

ミルワーム

ミルワームは高タンパクで脂質も多いため、オヤツとして少量を与えます。生のものではなく、適切に準備されたものを選ぶと良いです。与える際は栄養バランスに気を配りつつ楽しんでもらいましょう。

私の経験談

私の飼ってるフクロモモンガの主食はモンキーフードを与えています。元々購入したブリーダーさんが使っていたというのもあり、食いつきが良いです。

ウエットのご飯とドライのご飯をあげると良いと教えてもらい、りんごとモンキーフードを与えています。爬虫類も飼っているので残ったにんじんやかぼちゃも時々あげていますがよく食べます。

おやつはまだ赤ちゃんなのでモモンガミルクとフィッシュスティックをあげています。

まとめ

フクロモモンガの健康的な生活をサポートするために、栄養バランスの取れた食事は大事です。ペレットフードを主食とし果物や昆虫を補助的に与えることで、バランスの取れた栄養を提供することができます。

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