迎える前に一番知りたかったのは「で、いくらかかるの」でした。生体の値段は調べれば出てくるのに、そのあと毎月いくら出ていくのかが見つかりませんでした。
迎える前に一番知りたかったのは「で、いくらかかるの」でした。調べると生体の値段は出てくるのに、そのあと毎月いくら出ていくのか、どこで想定外の出費が出るのかが見つかりませんでした。
4年やって分かったのは、高いのは最初ではなかったということです。レシートに残っている金額をそのまま書きます。
先に結論
| 生体(ノーマル) | 1〜2万円 |
| 設備ひとそろい | 約3万円 |
| 毎月の維持費 | 1,000〜1,300円(うちの2匹分の実績) |
| 病院代 | 1回で3〜4万円かかったことがあります |
毎月の額は、思っていたよりずっと小さいです。想定外だったのは最後の1行だけでした。
生体の値段は、モルフでしか変わらない
ノーマルなら1〜2万円が目安です。ホワイトアウトオレオ、オレオズールー、ゴーストオレオパターンレスといったモルフになると、7万〜20万円以上することもあります。
ここで言っておきたいのは、モルフによる差は見た目だけで、そのあとの手間も維持費も変わらないということです。高いモルフが丈夫なわけでも、ノーマルが育てにくいわけでもありません。月1,000円のところは同じです。
値段はペットショップ・専門店・ブリーダーでも違います。安いところを探すより、状態を見て答えてくれるところから迎えたほうが、結果的に病院代が減ります。
そろえた設備と、払った額

| もの | うちで使っているもの | 値段 |
|---|---|---|
| ケージ | ジェックス グラステラリウム3030 | 8,000円 |
| 床材 | ジェックス デザートソイル 10kg | 2,300円 |
| シェルター | スドー ウェットシェルター | 1,300円 |
| パネルヒーター | みどり商会 ピタリ適温プラス4号 | 5,000円(2匹分) |
| 上部ヒーター | ジェックス ヒーティングトップS | 3,000円(2匹で1台) |
| サーモスタット | — | 3,000円 |
| 温湿度計 | スイッチボット 温湿度計 | 2,000円 |
| 同ハブ | スイッチボット ハブ | 4,500円 |
| 合計 | 約3万円 | |
ケージは通気性が良く、前面から開けられるので日々の管理がしやすいです。30×30cm以上が目安になります。
このケージの中身(床材・シェルター・温湿度)は、飼育環境の記事に書いています。
床材は、30×30cmのケージなら1kgあれば足ります。10kg買っているのでかなり長持ちします。キッチンペーパーに替えれば床材代はほぼゼロです。うちは見た目と保湿性でソイルを使っていますが、ここは削れるところです。
ウェットシェルターは、脱皮のサポートと日中の隠れ場所として外せません。1,300円のものがそのまま4年もっています。

⚠ 2匹目を迎えるときに、全部は要らない
この表は1匹分ではありません。頭数分そろえるものと、1つで足りているものが混ざっています。パネルヒーター(ピタリ適温プラス4号)の5,000円は、うちの2匹分でかかった額です。
| 頭数分そろえるもの | 1つで足りているもの |
|---|---|
| ケージ | 床材(10kgの袋で何年ももちます) |
| シェルター | 上部ヒーター(うちは2匹で1台) |
| サーモスタット | スイッチボットのハブ(4,500円) |
| — | カルシウム剤・ビタミン剤 |
| サーモスタット | — |
うちはケージを並べてラックに置いているので、床材の10kgの袋とスイッチボットのハブは、何匹いても1つで足りています。ハブの4,500円は2匹目・3匹目には要りません。
毎月出ていくお金(2匹分の実績)

| 冷凍コオロギ | 約500円 |
| カルシウム剤・ビタミン剤 | 約200円 |
| ヒーター2台分の電気代 | 約300〜500円 |
| 床材交換(半年に1回) | 約100円(月換算) |
| 合計 | 月1,000〜1,300円 |
エサは冷凍コオロギで、1匹あたり週2回、1回3匹程度です。この量だと500円におさまります。
冷凍コオロギの買い方とまわし方は、エサの記事に書いています。
電気代は季節で動きます。冬はエアコンも24時間つけているので、ヒーター単体の金額より部屋の暖房代のほうが大きいです。ここは部屋の作りと地域で変わるので、うちの300〜500円をそのまま当てにしないでください。
一番見落とされるのは、病院代
これが書きたかったことです。
感染症で、1回に3〜4万円かかりました。設備ひとそろいと同じ額です。月1,000円で足りると思っていたところに、いきなりこれが来ます。
もうひとつの問題は、お金ではなく探す時間でした。
⚠ 病院は、迎える前に探しておく
爬虫類を診られる病院は限られます。近所の動物病院に連れて行っても、診られないと言われることがあります。調子が落ちてから探し始めると、その時間がそのまま遅れになります。
- 迎える前に、爬虫類を診られる病院を調べて電話で確認しておく
- 診療時間と休診日を控える。夜間と日曜に見られる場所があるかも確認
- 移動用のプラケースとカイロを常備しておく
- 3〜4万円が出る可能性がある前提でお金を持っておく
電話で確認するだけなら10分です。この10分は、設備を安く上げる工夫より効きました。
迎える店をどう選んだかは、ショップの見かたに書いています。
買い直しになった2つ
節約しようとして、結局高くついたものが2つあります。
安い温湿度計
最初に安いものを買いました。数値がずれていて、だんだん信用できなくなり、結局買い替えました。
温湿度計がおかしいと、困るのは金額ではありません。表示を見ても判断できなくなることです。温度を上げるべきか下げるべきか決められないまま日が過ぎます。いまはスイッチボットで、外出中もスマホから確認しています。仕事中の不安がかなり減りました。
サーモスタットを省いた運用
3,000円をケチろうとしました。温度が安定せず、結局買いました。
保温器具は、入れたら入れただけ上がります。上限を切る仕組みがないと、留守のあいだに上がりすぎていないかを気にし続けることになります。保温器具を足すときは、同じタイミングで上限を切るものも入れてください。あとから足すと、それまでの不安の分が丸損です。

1年目に、いくら見ておけばいいか
うちの数字を足すとこうなります。
| 生体(ノーマル) | 1〜2万円 |
| 設備 | 約3万円 |
| 維持費1年分 | 約1.5万円 |
| ここまでの合計 | 5.5〜6.5万円 |
| + 病院代の備え | 3〜4万円 |
設備と維持費はうちの2匹分の実績なので、1匹だけならもう少し下がります。ただ下の2行を合わせて10万円くらい見ておくと、慌てる場面がなくなります。
削るなら、床材(ソイル→キッチンペーパー)とスイッチボットのハブです。削らないほうがいいのは、サーモスタットと温湿度計と病院代の備えです。この3つはどれも、省いたときに返ってくるのがお金ではなく判断の遅れでした。

